AIST-Cube用特設ページ

このページでは、TextAliveを開発している産総研の施設「AIST-Cube」での展示内容を紹介しています。

「リリックアプリ」について

リリックアプリ」 は、音楽に合わせてタイミングよく歌詞が動くWebアプリケーション です。

2020年9月18日、産業技術総合研究所(産総研)のメディアインタラクション研究グループが、開発を可能にする「TextAlive App API」の一般公開とともに世界に先駆けて提唱しました。

同2020年、リリックアプリを開発するプログラミング・コンテストが、歌声合成ソフトウェア「初音ミク」の公式年次イベント「マジカルミライ」で開催されました。プログラミング・コンテストは、それ以降も毎年開催されています。

2025年、10年ぶりに産総研の常設展示施設がリニューアルされた際に、「リリックアプリ:音楽と歌詞を楽しむ新表現」と題する常設展示が設置されました。

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本研究について

TextAliveは、産総研メディアインタラクション研究グループが研究開発し、学術研究目的で公開しながら実証実験中です。本研究はWeb上にコンテンツを公開されている多くの方々によってはじめて可能になったプロジェクトであり、Webを前提としたコンテンツ制作の可能性を追求しています。

2023年には、リリックアプリに関する研究成果が「ACM CHI 2023」で発表され「Honorable Mention Award」を受賞しました。

これは、コンピュータ科学のなかでも、人や社会とコンピュータの関係を調べ、そして向上していくことを目指す一分野「Human-Computer Interaction(HCI)」で最も重要な国際会議です。

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リリックアプリを体験する

AIST-Cubeの展示では、サンプルコードをもとにした以下の 3 つのリリックアプリをタッチパネルで体験いただける他、プログラミング・コンテストの入選作品を紹介するブックレットや、リリックアプリに関する内容を掲載したフライヤーなどをご準備しています。ぜひお立ち寄りください。

歌詞タイル

Screenshot of 歌詞タイル

格子状に区切られた画面の中央に歌詞が1文字ずつ表示されていくアプリです。すでにマスが埋まっている場合は、近くのマスに歌詞が表示されます。 タッチした方向に画面が動きますが、画面外をタッチする(この展示の場合は、タッチをやめる)とオートパイロットでランダムに動きます。

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GitHub(ソースコード)

ダンスするリリックアプリ

Screenshot of ダンスするリリックアプリ

ビートに合わせてキャラクタがダンスし、歌詞が沸き上がるようにタイミングよくアニメーションするリリックアプリです。 フォントを変えたり配色を変えたりして、自分好みにして楽しめます。

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GitHub(ソースコード)

インタラクティブ歌詞シート

Screenshot of インタラクティブ歌詞シート

曲の進行に合わせて徐々に歌詞が表示されるシンプルなリリックアプリです。 画面上のシークバーで再生位置を変えられるほか、歌詞をタッチすると、その場所から再生します。また、自分好みに配色を変えられます。

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GitHub(ソースコード)